王子エフテックスは、各工場及び王子グループの研究開発部門と営業部門の連携を強化し、お客様の期待を超えるような製品やサービスの提案に取り組んでいます。
これまでに培った「抄紙」「紙加工(塗工など)」 「フィルム製膜」「不織布」といったコア技術だけでなく、複合材や微細凹凸形状形成といった新しい技術を取り込み、高機能・高付加価値製品の迅速な開発を継続していきます。
また、グループ各社との連携により、紙の市場にとらわれない新たな市場の開拓にも取り組んでいます。 お客様との対話を重ね、ご要望を正しく理解し、お応えできるよう努めます。
開発方針と特長
開発方針
王子エフテックスの開発は、技術提供にとどまらず、お客様との共創を通じて新しい価値を生み出すことを目指しています。

お客様との対話を重視
お客様の課題やご要望を正しく理解し、最適なソリューションを提案します。

技術の組み合わせによる
高付加価値化
既存のコア技術に加え、新しい技術を取り込み、組み合わせることで、高機能・高付加価値製品の開発を実現します。

開発・営業・各工場の
綿密な連携
営業部門と研究開発部門が密に連携、お客様の課題やご要望を技術的な視点で正確に理解し、迅速に開発プロセスへ反映させます。

グループ連携による新市場開拓
王子グループ各社のリソースやネットワークを活用し、紙の市場にとらわれない新たな市場の開拓に挑戦してしています。
開発体制
商品開発本部/各工場の研究開発部門と営業部門が連携
- 各工場の研究開発部門
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- 基礎研究
- 応用開発
- 試作製造
- 技術営業チーム
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- 課題ヒアリング
- 技術提案
- フォローアップ
- 品質管理チーム
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- 試験・評価
- 品質保証
- 認証対応
- コア技術
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抄紙/紙加工(塗工)/フィルム製膜/不織布/複合材/微細凹凸形状形成
- 保有設備
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各種試作機/分析・評価機器/クリーンルーム/パイロットプラント
拠点・工場の紹介
各工場の専門性を活かし横断的に開発を推進
滋賀工場
二軸延伸方式のフィルム製膜機を備えたプラスチックフィルムの専門工場です。工業用・包装用ポリプロピレンフィルムを製造するとともに、独自のインライン複合技術でニーズに応える特殊フィルムを開発、製造しています。
- 専門領域
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- 一般二軸延伸ポリプロピレンフィルム(食品・繊維製品包装、粘着テープ、アルバム、プリントラミ、蒸着加工、各種工業用工程フィルム、他)
- 複合二軸延伸ポリプロピレンフィルム(食品内装袋、防曇フィルム、個包装、集積包装、マットフィルム、他)
- 主要保有設備
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滋賀工場:逐次二軸延伸ポリプロピレンフィルム、製造設備クリーンコータ(グラビア方式)
- 主要製品
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- コンデンサ用ポリプロピレンフィルム
- 特殊工業用ポリプロピレンフィルム
- 包装用ポリプロピレンフィルム
- フィルム加工品(剥離加工品、易接着加工品、易印刷加工品、貼合せ加工品、など)
中津工場
『グラシン紙』『セパレート紙』等を筆頭に、「より薄く、より軽く、より機能的」な次世代の特殊紙を製造しています。
- 専門領域
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特殊紙、加工紙、ガラスペーパー、プレスボード、メタライズドフィルム
- 主要保有設備
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長網多筒マシン、コーター、ラミネーター、蒸着機、傾斜ワイヤーマシン、円網特殊マシン
- 主要製品
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- グラシン紙
- 剥離紙用原紙
- 液晶ガラス合紙
- 剥離紙
- 蒸着紙
- ガラスペーパー
- プレスボード
東海工場
3つの生産拠点「東海工場 製造部」「富士製造所」「芝川製造所」にて、特殊な技術や加工を施した製品を開発・製造しています。食品包装からメディカル分野、印刷・出版用紙など、幅広い分野で生活に欠かせない紙の製造をになっています。
- 専門領域
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板紙、特殊紙、塗工紙、クリーンペーパー、食品向け加工原紙
東海工場 製造部
- 主要保有設備
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オントップ多筒抄紙機、コーター、変性加工装置(含浸機)
- 主要製品
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薄葉紙、食品包装向けパーチメント紙、剥離紙用原紙、磁気記録紙
富士製造所
- 主要保有設備
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円網/長網多筒抄紙機、長網多筒抄紙機、円網多筒抄紙機
- 主要製品
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ファンシーペーパー、カード紙、クリーンペーパー、滅菌紙、偽造防止用紙
芝川製造所
- 主要保有設備
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円網多筒抄紙機、短網多筒抄紙機、コーター
- 主要製品
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食品・飲料用コップ原紙、キャリアテープ、液体容器用原紙、微塗工印刷用紙
江別工場
産業用から食品用・医療用・家庭用まで、幅広い分野で求められる特殊紙を製造しています。また近年は、環境負荷低減に重点をおいた脱プラスチック製品の開発にも注力しています。
- 専門領域
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特殊紙、非木材パルプ製品、化繊混抄紙
- 主要保有設備
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長網多筒抄紙機、傾斜円網ヤンキー抄紙機、オントップ多筒抄紙機、長網ヤンキー抄紙機
- 主要製品
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撥水紙、食品包装用紙、建材用プリント化粧板原紙、水解性不織布、コーヒーフィルター、農業用資材、剥離紙用原紙、非木材パルプ製品
開発プロセス
ヒアリング・
課題の明確化
お客様の課題、求める性能、用途、使用環境などを詳しくヒアリング。
STEP01.ヒアリング・課題の明確化
お客様が抱える課題、求める性能、具体的な用途、使用環境などを詳しくヒアリングします。
- 主なヒアリング項目
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- 現状の課題 要求品質、コスト・納期、作業環境など
- 求める機能 物性値、厚み、強度、加工適正など
技術検討・
開発方針の策定
保有技術の組み合わせや新技術導入を検討し、最適な開発方針を策定。
STEP02.技術検討・開発方針の策定
ヒアリング内容をもとに、保有するコア技術や設備、過去の開発実績を踏まえて技術検討を行います。
性能・品質・コスト・量産性のバランスを考慮しながら、最適な開発方針を策定します。
試作・評価
試作品を製造し、各種試験により性能を評価。お客様へのフィードバック。
STEP03.試作・評価
策定した開発方針に基づき、試作品の製作および評価を行います。
実際の使用条件を想定しながら、必要な性能や品質を確認します。
- 主な評価項目
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- 物性評価(強度、厚み、バリア性など)
- 加工適性・作業性の確認
- 用途・使用環境を想定した機能評価
最適化・改良
量産体制を確立し、品質管理体制を整備して安定供給を開始。
STEP04.最適化・改良
評価結果やお客様からのご意見をもとに、配合や仕様、製造条件などの最適化を進めます。
課題が生じた場合も、関係部門が連携しながら迅速に対応します。
量産化・
安定供給
量産体制を確立し、品質管理体制を整備して安定供給を開始。
STEP05.量産化・安定供給
最終仕様が確定した後は、量産体制へと移行します。
各工場と連携し、品質管理体制や生産条件を整備することで、安定した品質と供給体制を構築します。
量産開始後も継続的な品質確認や改善活動を行い、お客様に安心してご使用いただける製品の安定供給に努めます。