多層構造紙設計技術
「耐水・耐酸性」「優れた加工適性」「美麗な印刷適性」を多層抄き合わせ技術と高度なバリア技術により実現
多層抄き合せ技術により、紙の各層に異なる機能を持たせた高機能な食品容器用原紙は、広葉樹や針葉樹のパルプ繊維を独自の配合で調整することで印刷に適した表裏面や成形に耐える強い強度を付与しています。
更に中性サイズ剤をパルプ繊維に定着させる独自のバリア技術により、水や酸の浸透を高度に抑制しました。
この技術融合により、飲料やヨーグルト、アイスクリームなどの異なる保管環境でも使用でき、更に優れた印刷美粧性と加工適性を一枚の紙で両立させています。
技術の特徴
表裏層に高い印刷適正、中層に堅牢な強度を配分して持たせることで、単層紙では難しい印刷美粧性と成形性を両立させています。
独自のサイズ剤定着技術により、水や酸の浸透をブロックし、高い保形力の維持を可能としました。
富士山の雪解け水と、高度な異物検出機器の導入。また徹底した衛生管理により食品容器に必要な安全を提供します。
技術の原理とポイント
技術の原理
多層構造の食品容器用原紙の技術ポイント
①多層抄き合わせ技術
②高度なバリア技術
③クリーンな環境
食品容器用原紙は、サイズ剤で耐水性・耐酸性を高め、中性抄紙で酸性食品にも対応できます。針葉樹と広葉樹のパルプ繊維の配合比で強度と加工性、高い平滑性を確保しています。また厳格な衛生管理で異物混入を防止します。
技術のポイント
「強さ」と「美しさ」の両立
単層紙では実現が難しい「強さ」と「美しさ」の両立を3層以上の多層構造にすることで解決しました。
- 表裏層(美粧層):
繊維の短い広葉樹パルプ(L材)を中心に配合し、平滑性を極限まで追求。写真や細かい文字も鮮明に再現する優れた印刷適性を実現します。 - 中層:
繊維の長い針葉樹パルプ(N材)を中心に配合することで、折り曲げても割れない強い紙を作ることができます。
高い耐水性を実現
食品・飲料用途に特化したサイズ剤(ロジン系・AKD等)をパルプ繊維一本一本に化学的に定着させることで、高い耐水性を実現しています。
- 耐酸性への対応:
ヨーグルトなどの酸性食品向けには、特殊な中性サイズ剤とpH管理技術を組み合わせ、酸による紙の劣化や浸透を徹底的にブロックします。 - エッジ浸透の抑制:
繊維内部まで疎水化処理を施しているため、紙の断面(エッジ)からの水分浸透も最小限に抑えています。
衛生
私たちは食品に直接触れる容器だからこそ、衛生管理には一切の妥協を許しません。
- 富士山の清らかな水: 製造には富士山の伏流水を使用。
- 徹底した異物管理: 最新のカラー異物検出機や工場内の空気圧差管理による防虫・防塵対策を導入したクリーンな製造ラインで、安心安全な製品をお届けします。
実現できる製品特性
米坪
200~450g/㎡の範囲で様々な用途に対応。
強度
折れ加工に強く破れにくい強度を確保。長繊維パルプ配合と添加薬品のプロセス管理により実現。
耐水性・耐酸性
サイズ剤の繊維コーティングにより、高い耐水性や耐酸性を実現。
印刷品質
高精細印刷に対応。高い美粧性を実現。