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技術紹介 抄紙・繊維設計技術

繊維緻密化による透明紙技術(グラシン)

繊維緻密化による透明紙技術(グラシン)

パルプ繊維を高叩解処理し、スーパーキャレンダーで高線圧、高温ニップを行った紙パルプ繊維自体の柔軟性を高めるため、一般的な紙に比べて叩解をより進めます。高度に叩解されたパルプ繊維は、表面が微細な繊維状にまでほぐれ、繊維同士の結合が強固になります。また、繊維自体も潰れやすくなるため、紙全体の密度が向上します。 さらに、高線圧・高温をかけることが可能なスーパーキャレンダーによってニップ処理を行うことで、紙内部の空隙が減少し、光の乱反射が抑制されます。その結果、高い透明性を有する紙が得られます。

パルプ繊維自体の柔軟性を高めるため、一般的な紙に比べて叩解をより進めます。高度に叩解されたパルプ繊維は、表面が微細な繊維状にまでほぐれ、繊維同士の結合が強固になります。また、繊維自体も潰れやすくなるため、紙全体の密度が向上します。

さらに、高線圧・高温をかけることが可能なスーパーキャレンダーによってニップ処理を行うことで、紙内部の空隙が減少し、光の乱反射が抑制されます。その結果、高い透明性を有する紙が得られます。

技術の特徴

パルプ繊維の高叩解

パルプ繊維の柔軟性が高い潰れやすい状態にするため、通常よりも叩解を進めます。

スーパーキャレンダー処理

紙を高い線圧と高温状態でニップすることで、密度の高い紙が出来上がります。

リサイクル特性

グラシン紙にはリサイクルを妨げるような薬品が使われていないため、古紙回収が可能です。プラ窓封筒の場合、分別が必要ですが、グラファン窓の場合、そのまま古紙回収へ出すことが可能です。

高バリア性、耐油性

紙中の空隙を減らすことで透気抵抗度が大幅に向上し、高いバリア性を有しています。この高透気度抵抗度故、耐油性も持ち合わせています。また、この高いバリア性のため、ダイレクトにシリコーン塗工を行うことができます。シリコーンを塗った紙は食品用セパレートとなります。

技術の原理とポイント

密度を高め紙中の空隙を減らすことにより、紙中を透過する光の乱反射が抑えられ、高透明度な紙が出来上がります。

技術の原理

紙は、紙中を光が通過する際、パルプ部分と空隙部分(空気部分)での光の屈折が生じます。また、この2つの境界は均一では無いため、乱反射してしまい不透明度が上がり、白く見えます。一般的な紙はこの乱反射が大きいため白く見えます。グラシンはパルプ原料の叩解を進め潰れやすく処理すること、高ニップ処理を行うことで空隙を減らした密度の高い紙となり、高透明紙が出来上がります。

技術のポイント

高叩解によるパルプ繊維の柔軟化と高密度化

パルプ繊維を高叩解することで繊維がほぐれ、柔軟性が付与されます。柔軟化したパルプは表面積が増加し、セルロース同士の結合が強化されます。また、繊維自体も潰れやすくなるため、結果として高密度な紙が形成されます。

スーパーキャレンダー加工による紙の高透明化

高叩解パルプを使って紙を抄いた後、スーパーキャレンダーで紙をニップ処理します。スーパーキャレンダーとは金属ロールと弾性ロールを交互に積み上げた多段カレンダーのことで、高線圧・高温状態とすることで紙を高密度化します。紙中の空隙が減ることにより、光の乱反射が減り高透明な紙が出来上がります。

実現できる製品特性

高透明度

バリア性

主な用途・適用例

薬包紙

食品包装用

ラッピング

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