磁気記録層塗工技術
自動改札機でエラー無くスムーズに処理が可能な乗車券磁気記録層の塗工技術
磁気記録層の塗工技術は、環境負荷の少ない水溶媒を使用した塗料を用いた塗工技術です。
磁気記録層は磁性体と呼ばれる原料を使っていますが、磁性体を細かく均一に分散した塗料を作成し、紙同士の摩擦(滑り度合い)をコントロールする材料とともに、紙の上に均一にコーティングする技術です。
技術の特徴
一般的に磁性体の分散塗料に使用される有機溶剤を使用しない製造方法
現在JRの自動改札機では最大4枚までの切符を同時に、表裏や方向を気にすることなく投入することができます。自動改札機内で切符同士が滑りすぎたり、逆に滑らなかったりして切符が詰まってしまう事が無いよう塗工層を設計しています。
自動改札機など磁気層の書き込み/読み取りにおいて、エラーが無くスムーズな処理が可能なようにコーティング装置で塗工層を形成します。
技術の原理とポイント
技術の原理
環境に配慮した製造方法を用い、鉄道各社で使用される自動改札機にマッチする塗工層を形成します。

技術のポイント
水系溶媒を使った磁性体塗料の分散
磁性体を塗工するためには、塗工後の層を固めるバインダーや、他の添加剤を加えて溶媒に均一に分散した塗料にする必要があります。
同じ磁性体を原料とするものにレコーディングテープなどがありますが、一般的には極性がなく磁性体を分散させやすい有機溶剤が溶媒として使用されますが、当社は環境にやさしい水を溶媒として、均一に磁性体を分散させた塗料を用います。
精密なコーティング技術
コーティング装置で、磁性体が分散された塗料を支持体(紙)の上に均一にコーティングします。
コーティングでは磁性体を配向(N極とS極を同じ向きに揃える)し、自動改札機での情報の読み取りに支障が出るような塗工欠陥がない磁性体塗工層にします。