薄葉紙 抄紙技術
薄さと不透明度を両立し、高品質な辞書用紙・特殊印刷用紙を実現
薄葉紙技術は、極めて薄い紙でありながら高い不透明度を実現する、王子エフテックス独自の製紙技術です。
填料(てんりょう)を紙に効果的に定着させる技術と、高度な脱水技術により、20g/㎡~50g/㎡の範囲で様々な用途に対応した薄葉紙を製造しています。
この技術により、辞書・保険約款・薬の説明書など、薄さと印刷品質が求められる用途に好適な紙を提供しています。
技術の特徴
独自の填料定着技術により、極めて薄い紙でありながら高い不透明度を実現。
印刷しても文字が透けにくく、辞書などの両面印刷に好適です。
用途に応じて20g/㎡~52g/㎡まで幅広く対応。大人向け辞書には薄い紙、
子供向けには重量軽い低密な厚めの紙など、用途に応じて仕様の調整が可能です。
中性紙のため、時間がたっても茶色に変色しにくく、長期保存に適しています。辞書や記録文書などに好適です。
薄くなるほど繊維の長いパルプの比率を高め、強度を確保。用途に応じてパルプ原料を使い分けています。
填料(てんりょう)と呼ばれる微細な鉱物粒子をパルプ繊維に効率的に定着させることで、薄さと不透明度を両立しています。この技術により、裏面の印刷が透けにくく、薄くても高品質な紙を実現しています。
技術の原理とポイント
技術の原理
填料(てんりょう)と呼ばれる微細な鉱物粒子をパルプ繊維に効率的に定着させることで、薄さと不透明度を両立しています。この技術により、裏面の印刷が透けにくく、薄くても高品質な紙を実現しています。
- 填料のバランスが重要(多すぎると破れやすくなる)
- 定着技術により表裏差をなくし均一性を確保
- 高度な脱水技術で填料を保持し流出を防止
- パルプ繊維長の最適調整で強度を確保

技術のポイント
薄葉紙の抄紙のポイントは、不透明度を高める填料を紙に留める技術
薄い紙を造るとき、紙に求められる機能は「薄さ」だけではありません。より薄く、なおかつ印刷しても文字などが透けないよう、不透明度を確保する必要があります。不透明度を確保のため、鉱物填料を添加しますが、重要なのはそれを紙中に均一に定着させる技術です。
薄葉紙の製造では、填料が流れ出ないように定着させる技術と脱水技術を工夫することによって、填料が偏らず表裏差がなくしかも不透明度を高くすることができます。
さらに、脱水・定着を制御し、偏りや表裏差を防ぎつつ、強度やインク吸収とのバランスを見極めた配合設計を行っています。
実現できる製品特性
薄さ
20~52g/㎡の範囲で様々な用途に対応。約款や辞書には極薄タイプを提供。
強度
薄くても破れにくい強度を確保。長繊維パルプ配合と特殊加工により実現。
風合い
特殊コーティングによりしっとり感やぬめり感など、独特の触感を実現。
高不透明度で両面印刷へ対応
薄さを保ちながら高い不透明度を実現。裏写りしにくい。
長期保存性
中性紙のため経年変色が少なく、重要文書や辞書の長期保存に好適。
印刷品質
高精細印刷に対応。小さな文字も鮮明に印刷でき、辞書などに最適。
主な用途・適用例
辞書・辞典
国語辞典/英和辞典/専門書/その他辞書 など
約款・説明書
保険約款/薬の説明書/取扱説明書/カタログ
出版・印刷物
文庫本/聖書/百科事典
手帳用本文
スケジュール手帳/ダイアリー など
薄葉紙 抄紙技術についてのお問い合わせ・資料請求